量子テレポーテーション実験

今月からANUで量子テレポーテーション実験が始まります。ASPIREのサポートの下で開始される本格的な日豪共同実験です。LIGOのスクイーズ実験で活躍した有冨氏とTAMAのスクイーズ実験を担当しているページ氏が1か月ANUに滞在して、科学大の井殿君、ANUのテリーと一緒に実験します。

アウトリーチセミナー

Swinburne大学のジャッキーとダイアナに科学大まで来てもらい、アウトリーチのセミナーを開催しました。日本の大学のアウトリーチは高校生をターゲットにしたものがほとんどですが、彼女らのターゲットは小学生から。星の進化のシミュレータやLEGOで作るレーザー干渉計など、創意工夫をこらした展示物がたくさん。アウトリーチアンバサダという制度を設立し、若手研究者が半年間アウトリーチ活動に貢献すると修了書がもらえるそうです。

“ばいりんがる”な子供

オーストラリアに滞在中のとある日本人のお宅で見かけた子供同士の会話です。5人の日本人の子供が話していたんですが、うち1人がさっそく英語力でマウントを取りに来ます。「オーストラリアにいるんだからさー、いまから英語で話そうぜ、日本語禁止」とのこと。ちなみにこの子の英語力は5人中4位で、5位の子をいじめに来ているのです。5位の子も最近英語力をあげてきたので「いいよ」と応戦し、日本語禁止ゲームが始まりました。すると、英語力1位の子が「ワターシー、エイゴペラペラデース、ニホンゴワカリマセーン」と日本語で喋り始め、全員爆笑。日本語禁止ゲームはあっという間に終わりました。

この1位の子の対応力の高さに脇で見ていた大人はみな驚かされました。4位の子を窘めて空気を悪くすることもせず、5位の子が傷つく展開にもせず、お笑いでちゃかして終わらせてしまう、という巧みな裁き。いままでいろんな経験をしてきて学んだんだろうなあと感心させられました。

オーストラリアでドラえもん

今年は3月にドラえもん映画を観ることができなかったので、オーストラリアでやらないかなと思い、定期的に検索していたのですが、8月になってついに公開されました。…が、私のいるキャンベラでは上映されませんでした。ということで日帰りでシドニーまで行ってきました。往路は電車で4時間(43ドル)、復路はバスで3時間半(52ドル)。電車の方が車内販売もあるし快適ですが、一日に3本しかありません。バスは会員になれば4回の利用で1回無料になるから、実質40ドルです。
さて、映画の方は、今年は寺本さんが監督ということで期待大でしたが、とてもよかったと思います。戦いのシーンの最後の方が感動的でした。※右絵はflicks.com.auより借用。

ウルル

週末にウルル(エアーズロック)に行ってきました。シドニーから飛行機で3時間半、空港から無料バスで10分いくとエアーズロックリゾートに着きます。そこからでもウルルが見えますが、今回はガイドつきツアーでウルルのすぐ近くまで行きました。夕刻にはサンセットに照らされたウルルを見ながらシャンパンを飲むというのがセットになったツアーです。

ウルルは先住民にとって聖地となっています。昔はウルルに登ったり水場に飛び込んだりと好き勝手されていたそうですが、いまは管理されています。上の写真はサンセット地点から撮影したもので、この角度の写真はよく見ると思います。でも実はこの裏側(北側)は岩肌が人の顔のような模様になっていて、宗教的な意味合いが強く、写真撮影が禁止されています。どこが禁止でどこがOKか分かりにくいので、ガイドツアーに参加していると安心です。

ウルルは山ではなく地殻変動で曲がった地層が表面に出てきたもの。同じ地層の反対側はカタジュタという別の岩山で、ウルルから車で1時間ほど離れたところにあります。今回はカタジュタも訪れました。写真撮影が禁止されていて見せられませんが、こちらは登ることができます。第二展望台からの眺めは絶景でした。ここは風の谷と呼ばれていて、ナウシカのモチーフになったという噂もあるけどジブリは否定しているそうです。

最後にウルル訪問の予算を紹介します。飛行機は往復500ドル、サンセットツアーは一人200ドル、(レンタカーは1日270ドル)、ホテルは個室だと一泊200ドル、朝食44ドル、夕食50ドル。どれも高いです。ドミトリーに泊まれば一泊50ドル、共用キッチンがあり、スーパーマーケットがあるので自炊する人も多いようです。

ティドビンビラ

ANUから車で30分ほど南下したところにあるティドビンビラという自然保護区に行ってきました。保護区の入り口で車1台ごとに15ドル払い、トレッキングコースやコアラのいる森とかをめぐります。まずPlatypus(カモノハシ)が生息する池に行きました。なかなか見つからなかったけど、ようやく1匹見つけました。たまに水面に顔を出すだけで、写真はうまく撮れませんでしたが、なんとか撮ったのが右の写真です。お客さん全員が物音を立てずにカモノハシを待ち、どこにいるか教えあったりして連帯感があるのが楽しいです。

そのあとコアラのいる森に行きましたが、野生のコアラは見つかりませんでした。木の上で動かないので見つけにくいのです。コアラは見つからなかったのですが、ロックワラビーに遭遇し、また途中でコアラの糞を見つけました(見つけた人に教えてもらいました)。出口のところに保護されているコアラが4匹ほどいて、それを見てから帰りました。金魚すくいで1匹も取れなくてもオマケでもらえるような感じです。

クエスタコン

キャンベラにある国立科学技術センター(通称:Questacon)に行ってきました。ここは日豪友好記念事業の一環で建てられたものです。過去には現在の天皇ご夫妻が訪問したり、毛利衛さんが来たりしたこともあるそうです。子供でも楽しめるアウトリーチの展示物がたくさん置いてあります。まだ全部見れていませんが、とても楽しそうなところでした。

今日は「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーとして有名な川口淳一郎先生と、オーストラリア最初の宇宙飛行士の方、IHIの技術者の方、宇宙事業に携わるデロイトの方、の4名の講演会が行われ、私も観覧してきました。川口先生は2021年からオーストラリア国立大学(ANU)の教授を務めていて、実は普段も近くのビルにいるらしいんですが、これまで見かけたことはありませんでした。

今日のメインはラグランジュ点に設置するDeep Space Portの話でした。将来はそこから惑星間の移動をすると燃料の節約になるということでした。シャトルの残骸を追加してポートを大きくしていくというのが面白いなと思いました。

IHIの方は今回のイベントのために来豪したそうです。イベント後に少しお話をして名刺をもらいました。4人の中で一番人気は宇宙飛行士の方で、オーストラリアの人が列を作って質問したり写真撮影したりしていました。

カンガルー

今日は霧の濃い日でした。霧が濃いとカンガルーが活性化するのかもしれません。車で移動中に何匹も見かけました。普段は寝そべっているのですが、今日は道路の脇をぴょんぴょん跳ねてました。ジャンプの瞬間の写真は撮れませんでしたが、左の写真にあるくらいの柵は余裕で飛び越えて行きました。