ホリデーシーズン

ANUの重力波グループの忘年会も終わり、まだ12月の半ばですが、町から人が減ってきました。夏のクリスマスというのは不思議な感じですが、サンタ帽子をかぶった人がそこらじゅうにいますし、イルミネーションを飾っている家もたまにあったりと、クリスマス気分を上げている雰囲気が伝わってきます。

セントキルダのペンギン

メルボルンの観光と言えばのフィリップ島のペンギンマーチが有名です。ただ、フィリップ島は中心部からは100km以上離れています。実はセントキルダでも野生のペンギンが見れるということで、今回はそちらを目指しました。

ペンギンが見れるのはセントキルダの桟橋の先の方です。桟橋には釣りをしている人や泳いでいる人がいて、ペンギンなんて来るのかなと不思議になるほど賑やかです。

ペンギン情報はウェブ検索でもなかなか見つけにくいのですが、ここにあります。BOOK NOWをクリックすると… 売り切れの表示。そう、実は半年先までSOLD OUTなのです。ペンギンエリアは17時以降は入場禁止となり、日没後にチケット保有者のみが入れるようになります。このチケットは無料なこともあり、ずっと先まで予約されてしまっているというわけです。

しかし、あきらめきれない人がキャンセル待ちをしています。さきほどのサイトを何度も更新しながら見ていると、突然、チケットを予約できる画面が出てきます。その後の競争に勝ち抜いて、私はなんとか見ることができました~。

いました!3羽のペンギンがヨチヨチと歩いています。と思ったら、岩の中から、海の中からどんどん増えてきて、グェグェと大合唱。現場では係の人がペンギンの生態を拡声器で説明していました。

セントキルダではあまりよく見れないという噂を聞いていましたが、大満足でした。常にキャンセルが出るのかどうかとかわかりませんが、メルボルンに行く機会があればぜひおすすめです。

ブルーマウンテン

日本から友達が来てくれたので、シドニー近郊にある世界遺産のブルーマウンテンというところに行ってきました。どんなところか調べずに行ってしまったのですが、高所恐怖症の私にはとても怖いところでした。シーニックワールドというところに行くと傾斜52度のトロッコ電車や谷越えのロープウェー(左写真)に乗れます。観光のメインはスリーシスターズという岩山です。風化と侵食でできた変わった形の3つの岩山で、三姉妹が魔法で岩にされたというアボリジニの伝説に由来します。

我々は車で行きましたが、ブルーマウンテンはシドニーから電車で2時間程度で簡単に行けます。駅の近くにあるキャリントンホテルに泊まるのがおすすめです。19世紀末に建てられた歴史あるホテルで、中に図書館や娯楽室があり、ゴージャスです。ホテル内のレストランもとてもよかったです。

ハンターバレー

週末を利用してシドニー近郊のハンターバレーというワイナリーで有名なところに行ってきました。1軒目はピーターソンハウスというレストランが併設されているところです。ここのワインはスパークリングがメインです。眺めも良くワインも食事もとてもよかったです。2軒目はピーターソンワインズで、名前は似ていますが別のところです。セラーツアーが一人20ドルで6種類のワインをティスティングできてチーズもついてきます。いかにもワイナリーという雰囲気でマスターがおすすめを選んでくれます。

このあたりのワインはシラーズとスミヨンが定番のようです。少し前にキャンベラのワイナリーも行きましたが、そこではシラーズとリースリングがメインだと言われました。白ワインに関しては気候に合わせて欧州より甘くないものが好まれるそうです。赤ワインも濃厚なものが多かったです。セラーツアーの後は気に入ったワインをボトルで買います(買わなくてもいいです)。ちなみに、ワイナリーのメンバーになる(=定期購入する)とセラーツアーが無料になったりイベントに参加できるようになったり、いろいろお得なようです。友達を連れていけるし、長期で住むならそれもよいなと思いました。

メルボルンカップ

11月第一火曜日はメルボルンカップという競馬の日で、メルボルンがあるビクトリア州は祝日に設定されているほど国民的なお祭り日です。せっかくなので私も休暇をとってメルボルンのフレミントン競馬場まで行ってきました。

日本や他の国でも何回か競馬場に行ったことはあるのですが、それらとは違った雰囲気でした。多くの人がスパークリングワインのボトルを片手に飲み歩き、少しやばめな感じ。あまり子供を連れていくような感じではないですね。ターフビジョンも小さいし、パドックも遠いし混んでるし。ちなみに指定席はいちばん安いものにしましたが、一人250ドルでした。

レースの方は、日本馬1頭を含む24頭立て。前哨戦のコーフィールドカップの勝ち馬Half Yoursやコックスプレートの2着馬Backarooらが人気を集めました。メルボルンCは国際的な大レースとしてはめずらしいハンデ戦なので、Half Yoursは前走より重い斤量を背負わされていました。となると、コーフィールドCの2-4着馬あたりに触手が伸びるところ…。ですが、結果はHalf Yoursの完勝。多くの外国調教馬が参戦する中、豪州調教馬の優勝となりました。鞍乗はメルハムで、史上2人目となる女性騎手によるメルボルンC制覇となりました。

マグパイ

オーストラリアで自転車に乗る人の多くがヘルメットをかぶっていますが、ヘルメットに結束バンドを何本も上向きにつけてトゲトゲにしている人をたまに見かけます(イメージできるでしょうか)。実はあれはマグパイ対策なのです。マグパイは右写真の小さめのカラスのような鳥です。なぜか自転車を敵だとみなす習性があり、襲われたという話を多くの人から聞きます。9-10月は巣作りの季節で特に狂暴化するそうです。でもひとつ救いなのは、マグパイはユーカリの木にしか巣を作らないということで、ユーカリの木が近くになければ安心です。オーストラリアで自転車に乗る人は気をつけましょう。

キャンドルナイト

キャンベラと奈良市は姉妹都市で、キャンベラにナラ公園というところがあり、年に一度、キャンドルナイトというイベントが開催されます。キャンベラで山火事があったときに奈良市からキャンドルの贈り物があり、それ以来のイベントらしいですが、和太鼓やらコスプレやら日本文化が盛りだくさんでした。出店もたこ焼きとか日本酒とか和なお店が多くあり、盛り上がっていました。

日本人たくさん

東大の肥土君、科学大の山口さんと竹下君がANUに来ました。日本人5人でKing Drumで中華を食べたあと、Messinaでアイスクリームを食べました。

竹下君は今週で帰国ですが、来週はディエゴと大熊君が来る予定です。一大勢力です。

歌舞伎(つづき)

歌舞伎の本番が近づいてきました。最後の2週間でいろいろな準備がすごい勢いで進んでいきます。初日は今週の金曜日です。日曜に劇場入り、足りない小道具と大道具の準備をし、夕方から通し稽古。なかなか全員が揃わないので代役をたてて稽古します。立ち位置などの細かい演出指示が追加されていきます。

稽古のところどころにオーストラリアっぽさを感じます。誰も否定的なことを言いません。準備が遅れていても、スケジュールがずれていっても、そのままです。それぞれが雑談したり、おやつを食べたりしています。とても自由です。稽古中に舞台上でケータイで話し始めた人がいたりします。でも、一方で、前日になかった動きが追加されていたりして、細かいところがどんどん改善していきます。たぶん、演者が自分で考えて修正しているのです。自由な環境が自発的な改善をもたらしているのだろうと思います。

ANU ザ・歌舞伎

1976年設立のANU Za Kabukiは日本国外では最古の歌舞伎劇団です。ANUの学生が自分たちで日本語の勉強から演出まで担当して作り上げます。ほぼ丸1年かけて稽古をし、10月に上演します。今年は、毛谷村という演目で、上演は10月10,11,12日の3日間です。顧問の先生はこちらのサイトで以前にもご紹介した池田先生です。稽古を何回か見学させてもらいましたが、日本人でも読めないような難しい日本語をみんなで勉強して、遅くまで稽古して、すごいなと感心させられます。上演の詳細はこちらから。