体験記

キャンベラを訪問(東京科学大学・修士課程学生・2025年11月)

私は約1ヶ月半、オーストラリアに滞在し、その間キャンベラにあるオーストラリア国立大学(ANU)で研究を行いました。平日は研究に取り組み、休日にはキャンベラ市内の動物園を訪れたり、シドニーへ日帰り旅行をしたりと、さまざまな出会いや貴重な経験をすることができました。

ANUでは、重力波測定において地面振動由来のノイズを低減するための「TorPeDO」と呼ばれる懸架系システムに関する研究が行われており、その研究チームのミーティングに参加させていただきました。初めて聞く専門用語や難しい内容に戸惑うことも多く、理解に苦労する場面もありましたが、それでもとても刺激的で楽しい時間でした。

研究を終えた後には、研究室の方々と一緒に有名なハンバーガーショップへ行き、パイナップル入りのハンバーガーを食べました。これが想像以上に美味しく、強く印象に残っています。 休日にはキャンベラの動物園を訪れ、初めてコアラを間近で見ることができました。また、動物園の外でも多くの野生動物と出会うことができました。植物園では、木陰からこちらを見つめる3匹の野生のカンガルーや、日向ぼっこをしている大きなトカゲに遭遇しました。大学構内でも、親子の鴨やウサギがあちこちにいて、日本では動物園でしか見られないような動物たちが身近に暮らしている環境はとても新鮮でした。

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キャンベラとパースを訪問(お茶の水女子大学・修士課程学生・2025年9月)

研究室メンバーで、キャンベラのオーストラリア国立大学(ANU)とパースの西オーストラリア大学(UWA)を訪問しました。合間の観光では、オーストラリアならではの魅力を味わうことができました。
キャンベラではナマッジ国立公園を訪れ、先住民アボリジニによって描かれた岩絵を見ました。カンガルーやカメ、鳥を思わせる形が見られ、数千年もの時を経てもなお残るその姿が印象的でした。公園内やストロムロ天文台周辺では、野生のカンガルーが自然の中で自由に過ごす姿を見ることができ、オーストラリアらしさを感じました。

パースではカバシャム・ワイルドライフ・パークを訪れ、ウォンバットと一緒に写真を撮ったり、カンガルーに餌をあげたりなど、オーストラリア固有の動物たちと触れ合うことができました。特にコアラの抱っこは、ふわふわの毛並みと穏やかな表情に癒され、心に残る思い出となりました。
オーストラリアは、雄大な自然や動物に加え、人々や街の穏やかな雰囲気も魅力的でした。

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メルボルンとアデレードの紹介(名古屋大学・修士課程学生・2025年3-4月)

~研究の息抜きに~

LVK meetingなどの関係で、オーストラリア南部に位置するメルボルンとアデレードを訪問しました。それぞれが芸術や文化の街として知られていて、滞在中にも印象に残る場所がたくさんありました。今回はその中でも、特に気に入って何度も足を運んだ2つの図書館を紹介したいと思います。

ビクトリア州立図書館(State Library of Victoria): メルボルン中心部にあるこの図書館は、1850年代に開館した、オーストラリアで最も歴史ある公立図書館のひとつだそうです。中でも印象的だったのが「ラ・トローブ閲覧室」です。円形の空間に放射状の机が広がっていて、まるで美術館のような雰囲気があります。館内には展示スペースやカフェもあり、自由にチェスを楽しむ人の姿も見られました。静かに作業したいときは、自習スペースのようなエリアもいくつか用意されているので、そういった場所を活用するのもおすすめです。観光客も多いので、集中したい人はそちらの方が良いかもしれません。

南オーストラリア州立図書館(State Library of South Australia): アデレードにあるこの図書館は、落ち着いた雰囲気のなかに歴史と温かみを感じる場所です。中でも「モートロック・ウィング」とよばれる部屋は、ビクトリア朝建築の美しさを今に伝える特別な部屋だそうです。本棚が天井近くまで積み上げられた美しい空間で、佇んでいるだけでも心が落ちつくと思います。モートロック・ウィング自体は席数が多くないので、ここで作業をするというよりは、ふらっと立ち寄って雰囲気を味わうくらいが良いかもしれません。今回滞在していたアデレード大学の物理学棟からも徒歩3分ほどの距離にあり、気分転換にちょうどよい場所でした。

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アデレード訪問(東京科学大学・修士課程学生・2024年11月)

アデレード大学を1週間訪問しました。修士課程の学生であるMichelさんと研究員であるDaniel Brownさんにラボのツアーを企画してもらい、次世代重力波検出器のための技術の一端に触れることができました。特に、光学ソフトウェアFinesseに関するセミナーやMichelさんの取り組むHartman wavefront sensorの実験は興味深く、自分の研究に対する視点も広がりました。滞在中は研究以外の時間も、一緒に過ごして交友を深めました。みんなでランチを食べたり、博士課程の学生のSophieさんに案内してもらった野生動物公園でカンガルーと触れ合った時間は、忘れられない良い思い出です。

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日本訪問(アデレード大学・修士課程学生・2024年8月)


まず、東京工業大学と東京大学を訪問し、プロジェクトの見学をしました。そこから素晴らしい一週間が始まりました。KAGRA Face to Face Meetingに出席し、KAGRAのコラボレーション全体について学ぶことができた。私の研究がKAGRAの新しい重要なプロジェクトに特に関連していることを発見し、そのプロジェクトを率いる研究者と話すことができてとても有意義でした。しかし、なんといっても今回の日本滞在のハイライトは、KAGRA訪問です。現場を案内してもらい、干渉計を実際に見たり、そこで働いている人たちに会ったりするのは、とても貴重な経験でした。

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日本訪問(西オーストラリア大学・博士課程学生・2024年8月)

今回の訪問では、ASPIRE GWワークショップに参加し、パートナーシップの可能性や重力波分野の将来について話し合いました。重力波検出器の運用に関する貴重な見識を得ることができ、コミッショニング、データ解析、理論の各分野で活躍する研究者や学生と交流する機会を得ました。ワークショップの後、私たちはKAGRAに移動し、現地の研究者に案内してもらい検出器を詳しく見学しました。オーストラリアでもともとKAGRAのために設計されたサスペンション・システムに関わる研究をしているので、その性能の最適化やさらなる共同作業の模索について、生産的な議論をする機会となりました。全体として、この旅は国際的なプロフェッショナルな関係を築く絶好の機会となったと思います。

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GWADW参加と豪州訪問(国立天文台・若手研究員・2024年5月)

今回のGWADWは、私が最近参加した会議の中でも最高のものでした。会議のスタイルが多くの研究者との会話を促すものとなっていて、自分の研究テーマ以外のことも知ることができました。シリコン懸架系の研究をしているポスドクと詳細な議論をし、KAGRAの懸架系の問題点を評価するための貴重な意見を得ました。GWADWの後は、西オーストラリア大学(UWA)とオーストラリア国立大学(ANU)を訪問しました。UWAでは、カール・ブレア氏と、サファイア鏡のQ値を評価するための低損失支持構造の設計について議論しました。また、NEMOテストマスの冷却にE-TESTと同様のフィン型熱交換器を採用する可能性や、Ginginのプロトタイプ干渉計に極低温インフラを設置するスケジュールについても議論しました。ANUへの訪問は刺激的でした。シリコンカンチレバーの熱雑音とコーティングの熱雑音を直接測定する極低温実験は非常に興味深く、KAGRAで探求するアイデアを与えてくれました。さらに、新しいコーティング施設を見学し、将来は彼らと協力してKAGRAのさまざまなコーティング手法をテストしたいと思いました。